毎日が何かの日

Always Something

バーベキュー

職場の人達と河原でバーベキュー。
皆には彼女と付き合っている事を秘密にしている。
職場……とくにゴシップと下ネタが大好きな上司にバレるのはどうしても避けたい。
2台の車で行ったのだけど、図らずも同じ車の後部座席に2人で座らされる。
なんか会話の節々でも微妙に気を使われている気がする。
もしかして気づいているんだろうか。
疑心暗鬼なだけだろうか。
 
バーベキューはすばらしかった。
炭をおこして鉄板で焼き肉。
スモークチップでチーズと笹かまの薫製。
ガスコンロとダッチオーブンでスープ。
それとチョコレートフォンデュ
先輩すごい。
どれも美味しい。
 
彼女は特にチョコレートフォンデュに感激していた。
用意したバナナとキウイどちらともびっくりするくらいに美味しい。
クラッカーも美味しいし、焼いたマシュマロをチョコに浸しては騒ぎながら食べていた。
ここまでいろいろ揃ったバーベキューは初めて。

「どうだ?惚れちゃってもいいんだぜ?」と先輩。
「確かにこれは……危うく惚れそうになりますね」と彼女。
「『危うく』ってなんだよ」と先輩が笑う。
 
フォンデュ鍋を買うことにしよう。